こんにちは田中尚樹(@Uzunaoki)です。
僕は、10年近く舞台の上で演じる、
いわば舞台俳優というものをさせてもらってます。
日々頑張ってお芝居に触れている生活は、
僕にとってはとても当たり前のモノですが、
一切そういったものに触れたことが無い人からしたら
やはり特殊なようで。
まぁ確かにそらそうですよね。
僕も15年くらい前は、
自分が人前で演技をしてるなんて、
これっぽっちも思っていませんでした。
自分の人生なんて一年後、いや、
数日後の事だってどうなるかわからないものですしね。
とても多い質問トップ3を発表スルヨ
まぁこういった特殊な毎日をすごしてると、
いろんなことを聞かれるんですが、
その中でも特に多い質問をここで紹介していきます!
3位:「セリフ飛んだ事ないんですか?」
はい、3位はこちらです!
これ、かなり聞かれます!
確かに、舞台は生モノですからね。
一度始まると、本当に滅多な事がないと、
途中でストップすることはありません。
「セリフ飛ぶ」っていうのは、
僕ら演者もどうしても避けたいハプニングですし、
僕らの中ではタブー的存在。
ちなみに、
僕は過去に一度だけごっそりとんだ事があります。
もうそれは完全にとびました。
頭の中は空白。
お客さんもざわつくレベル。
まだお芝居始めて2~3年、
外部の劇団に出させてもらった時でした。
四面舞台。
360度全てにお客さんがいるというとてもめずらしい形の舞台でした。
僕は後輩の役で、先輩にたくさん言葉を投げかける、
ただその言葉一つ一つが先輩の心を傷つける。
という大事なシーンでした。
その「たくさんの言葉」が一切出てこなかったのです。
「先輩って……あれですよね! あれです!」
とかしか言えなかった数十秒。
先輩役の方と二人だけのシーンなので、
僕がセリフを思い出さないと進まなかったんです。
まぁもうとてもとても永遠に感じましたね!
なんとかその後セリフを思い出し、
進める事はできましたが、
あれは怖かったですねー。
2位:「緊張しないんですか?」
これもとても多い質問です。
この「緊張」に関しては、人それぞれでしょうね。
嗚咽(オエ! みたいな)をするぐらい緊張する人もいれば、
ケロッとしてる人もいます。
さて、
僕は基本的には緊張しません。
多少緊張したとしても、
舞台上に上がってしまえばその緊張もとけます。
今まで続けてきてわかったのは、僕の場合、
「稽古量=緊張」に
比例するみたいです。僕の場合はね!
なので、稽古をたくさんすれば緊張しないし、
稽古が少ないと緊張しやすいみたいです。
ようは不安レベルが高いか低いか、という事なんでしょうね。
稽古が多いと不安要素は少ないので
レベルは低い=緊張しにくい
稽古が少ないと不安要素は多いので
レベルは高い=緊張しやすい
になるのかなと思います。
過去に、こちらも外部の劇団に出させてもらった時、
スケジュールの都合上、
僕は稽古に2回のみで本番の公演があったんです。
それも役がかわいいレベルならまだしも、
主人公の親友役で、とても大事な役。
その時はさすがにとても緊張しました。
緊張しすぎて、手足がしびれました。
こんな事もあるんだと驚いた事を覚えてます。
1位:「セリフはどうやって覚えるんですか?」
はい、これが殿堂の1位です!
この質問が一番多い。
3位にも述べましたが、やはり舞台は生モノですので、
セリフは頭からラストまで、絶対に自分の役の部分は
全て覚えないといけません。
この方法も本当に人それぞれ、
十人十色、です。
写経のように書いて覚える人もいれば、
ひたすら読んで覚える人、
相手役の人と読んで、稽古して覚えていく人もいます。
僕は「ひたすら読んで覚える人」です。
何回も何十回も何百回も読みます。
目視、音読、どれもやります。
スライドショーのように、頭の中で台本のページが動くぐらい、
皿洗いしながらでも、歌をくちずさむぐらいの気軽な感覚で
セリフが口から流れていくぐらい、読みます。
先述した通り、まぁそんだけ読んだにもかかわらず過去に一度
セリフが分からなくなって、地獄の時間を味わいましたが……。
まだまだ他にもあるよ!
以上、舞台俳優をしてる時によく聞かれる質問トップ3でした!
まだまだ他にも色んな質問や意見、おもしろ事件などあるので、
今後記事にしていきますのでよかったらお暇な時にでも
チェックしてやってください!
ではでは!あでゅー!!
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